JOURNAL

【みちのく潮風トレイル 1043㎞のひとり旅】

こんにちは!イエローナイフアウトドアショップの高橋です。
今年の10月~11月にかけてみちのく潮風トレイルをスルーハイクしてきました!(すでにインスタグラムで知られた方もいるかもしれませがブログでも報告させて下さい)※北上ルート※

私は普段から山登りや縦走、ハイキングを楽しんでいますがある日、自分はどこまで歩くことが出来るのかとふと思いました。普段の山登りやハイキングも、もちろん楽しいのですがどこか自分の中で満足できないところがあり思い切って長距離ハイキングに挑戦しようと決めました。

そんな中、私の出身地岩手を含めた東北4県をつないだロングトレイルがあると知り、最初ロングトレイルはゆかりのある地そして何かの縁を感じみちのく潮風トレイルに決めました。私は挑戦する前は100kmすら歩いたこともなく準備期間も山仲間などから心配する声や、何よりも自分が一番怖くてどこかで断念すると思っていました。

10月2日
スタート地点である福島県相馬市にある松川浦環境公園を出発し鹿狼山を目指して歩き始めましたが10月にも関わらず気温が30度近くあり暑さに弱い自分には酷でしかなかったです。2日目には宮城県に入ることができ順調に進んでると思いながら3日目には名取トレイルセンターに向かっていた矢先、足が尋常じゃないほど痛くなり散歩していたご高齢のの夫婦に追い越されるほどペースは落ちていました。痛くなった原因は多分コンクリートです。潮風トレイルはコンクリートとの戦いと言われるほど歩く場面が多いです。それでもトレイルセンターの職員さんなどからアドバスなどをもらいながら歩き、仙台の町や多賀城跡など歴史を感じられ、楽しみながらもしっかりきついルートで心折れそうになりながらあるいていました。

そんな中、野蒜海岸を少し過ぎたあたりに「いろどりの丘」と言いう素敵なカフェがありお邪魔しました。店員さんも自分の旅に興味を持って下さり楽しい時間を過ごしお会計を使用としたところお金いらないから頑張ってと声をかけて頂き驚きと優しさに折れていた心からやる気に変わりました。
私も東北出身ですが優しい方が多く、飲み物やお菓子をくださる方、すごい方は車で送っていこうかと声をかけてくださる方まで!
感謝してもしきれないほどたくさんの人からエールを頂きました!

そして気仙沼を超え岩手県陸前髙田に入りました。なんといっても陸前高田には震災復興のシンボルでもある奇跡の一本松があり力強さを感じモチベーションにもつながりトレイルミッドポイントにたどり着きました。500km超えたあたりから岩手県特有のリアス式海岸に入り歩いても歩いても進んでないかのような感覚になりロングトレイルの厳しさと激しいUPDOWNに苦しめられました。

それでも美しい景色の中、山と海を感じられるのは潮風トレイルの特徴でもあります。歩いて歩いて歩き続けて私の地元、久慈市までたどり着き、地元でも知らない道もあり驚きながらまた親友たちと再会したりと改めて故郷久慈地域の良さを実感することが出来ました。
地元からはスラックスタイルといって、一つの拠点を決めてハイキングを続けるスタイルを選びました。私はもちろん実家を拠点として、車や電車でルートまで戻りハイキングを再開しましたがスラックスタイルは多くの方の協力が不可欠になります。家族や友人、地元の方の多くの方に支えられ岩手県洋野町を超えて、青森県まで入りました!

青森県に入ると綺麗な砂浜を歩く場面や階上岳といった約740mの山登りなどもありセクションハイクなんかにもお勧めです!
そしてついに八戸市蕪島につきゴールすることが出来ました。
ゴール地点には親友も待っていてくれて感動的なゴールとなりました!思い返せば100kmも歩いたことがなっかた私でしたが多くの方協力や温かい声援に励まされた旅でした。スルーハイクは膨大な時間が必要となりますが時間をつっくて頂いたイエローナイフアウトドアショップのスタッフの皆さんには感謝しきれません。

ちなみに!セクションハイクにおすすめは蕪島から久慈市までの約100kmコース、または宮古市のとどがさきコースなんかもいいかもしれません!ぜひ東北の魅力と復興した姿をハイキングという形で感じてみてください!

またこれからはアメリカ3大トレイルを視野に入れて必ずトリプルクラウナーになって見せます!