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~ドイツのULブランド「HYBERG」大解剖(モデル編)~

皆様こんにちは!

今回はドイツのULブランド「HYBERG」についてご紹介していこうと思います!

Hybergとはドイツの熱心なハイカーであるDmytro氏が立ち上げたドイツのウルトラライトバックパックブランドです。

Dmytro氏は2000年代後期より友達とハイキングや山登りに没頭していました。当時はただその時売れていた商品を使っていただけだったみたいですが、やはりバックパックの重さを少しでも軽くしたいと思うようになったようです。

ちょうどその頃ウルトラライトバックパッキングがアメリカで注目されていた時期で、”take less, do more (より少ないものでより多くのことを)”の考えを取り入れたブランドが市場を引っ張っていました。

そんなアメリカULブランドをベンチマークとし、製品製作を試行錯誤し勉強し、自分たちのアイデアと経験を活かし2015年に初めてフラグシップモデルとなるバックパック【Attila】の試作品を作成しました。

その後すぐに趣味程度で行っていたバックパック作りがプロフェッショナルになり、Hybergを立ち上げることとなりました。今ではより良い商品を開発しようと日々研究されております。

種類がたくさんあるように感じますが大きく分けるとこのようになっており、4つの形と4つの生地の組み合わせによってそれぞれ名前が変わっています。

各種モデルのスペックはこのようになっております。
※ATTILAは背面長がMとLサイズがあり、それに伴って容量・重さが若干変わっています。

まずはモデルによる形の違いから説明していこうと思います。

初めにHybergのフラッグシップモデルである「ATTILA」から!
※画像は「ATTIRA X」

「ATTILA」は総容量が約50Lのヒップベルト付きのザックです。ULハイカーであればテント泊の縦走登山にも使える容量になります。

各種モデルの中で唯一背面にクッション材を使用しているモデルです。

ヒップベルトには携帯や行動食などが十分に入るサイズとなっています。ここのポケットが意外に便利なんですよね!

ヒップベルトがついているので荷重を肩と腰に分散することが出来ます。50Lサイズのバックパックには必須のパーツになります。

フレームレスのバックパックなので軽量化にも成功しています。50Lサイズでありながら710g(X-pacモデル)と超軽量になっています。パッキングをしっかり行えば腰に荷重をしっかり乗せることが出来るので軽量ザックが良いけどヒップベルトもほしいという方にはおススメのザックです!

ザック下部にはループがついているのでポールやピッケルなどの取り付けも可能です!

こんな感じです!

表面のバンジーコードは使い方によって様々なギアを挟むことが出来ます!マットを挟んでも良いと思いますし、登山中に脱いだジャケットなどを挟んでも良いと思います!
※「ATTILA」「AGUILA」「BANDIT」共通スペック

上部には「Y字」にベルトがついているのでスタッフバックなどを挟んでおくことが出来ます!一本締めのものが多い中この形になっているおかげで安定して持ち運ぶことが出来ます!

お気に入りのスタッフザックを挟んでみても楽しいかもしれませんね!
※「BANDIT」「ATTILA」共通スペック

ショルダーハーネスにもポケットがついています。本体のみならず容量の大きい外ポケットがある事によって使い勝手が抜群になっています。※「ATTILA」「AGUILA」「BANDIT」共通スペック

「ATTILA」はザックに必要なベースの機能を兼ね備えつつも軽量化を行ったビギナーからベテランまで満足させてくれる商品だと思います!

「AGUILA」

続いて「AGUILA」についてご紹介していこうと思います。
「AGUILA」は先ほどの「ATTILA」の一般的機能と軽量さの両立というコンセプトとは異なり軽量化に特化したモデルになっております。

ヒップベルトはナイロンテープで簡略化され、背面のクッションパネルはなくなっています。それによって37Lにして470gという異常な軽さを実現しています。

このヒップベルトは飾りではなく、ファストハイク時などにザックの横ブレを防止しています。これがあるのとないのとでは背負い心地も大きく変わってきます。

サイドのポケットは大きめの設定になっており、ナルゲン1.0Lもラクラク入ります。

軽量なマットであれば収納できました。外ポケットが大きい分様々なものを入れられるので使い方の自由度も高くなっています。

写真撮影で三脚を持っていかれる方やポールなどの長物もラクラク入りそうです。

「ATTILA」と比較すると排除されたパーツはありますが、X-pacモデルで比較すると「ATTILA」は710gなのに対して「AGUILA」は470gとなっています。

もちろんサイズが違うので使用している生地の量も違いますが、一般的な40Lサイズのザックが1.2-1.5㎏なのを考えると段違いの軽さです。

軽量に特化したいという方に対してはこちらの「AGUILA」モデルをおススメいたします!

「BANDIT」

つづいて「BANDIT」についてご紹介いたします。
こちらは「ATTILA」と「AGUILA」の中間のようなモデルで、どちらかというと「AGUILA」と似ています。

こちらもヒップベルトはナイロンテープ、背面のパットは抜かれています。容量は「AGUILA」と比較して3L増えています。外ポケットで3L増えています。

他のモデルと違う部分は底面のメッシュポケット。ザックを背負いながらポケットにアクセスできるので、すぐに取り出したいものやマットなどを挟むと便利だと思います。

ショルダーハーネス部分、サイドポケット、底のポケットと、ザックを下ろさないでもアクセス出来るポケットが多数あるので使い勝手は抜群です。

40Lサイズで560gとこちらも超軽量になっていながら実際にフィールドにでると気づくような細かいところに手が届くザックだと思います!

「EVENT」

最後にEVENTです!こちらは旅行や通勤・通学などに適した軽量タウンユースザックです。

内部にはタブレットや小物などを入れるポケットが付属しています。

外面のポケットには鍵などを取り付けられるループも付属しています。

日常で持ち歩くザックを軽くしたい方におススメです!
もちろんULザックメーカーの背負い心地はキープしているのでタフで背負いやすいものが欲しいという方にもおすすめです!

以上、簡単ではありますがモデルの説明とさせて頂きます!
ULザックで軽量化して山道を歩き切る。。。ロマンがありますね!
価格帯も他のULザックと比較すると抑え気味だと思うので非常におおススメです!

次回生地編でお会いしましょう!
↓~ドイツのULブランド「HYBERG」大解剖(生地編)~
https://ablaze-corp.shop/news/643a582bdbaefd002dd91456

荒田

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